島ダイズの発芽状況(2.26)

tohumami

2011年03月15日 10:38

 2月9日に播種したオーヒグの発芽状況をチェックした(2月26日)。

 

 この写真を見てもらえればわかると思うが、一番右の列しか発芽していない。

 その理由は種の違いである。

 
 右端の発芽しているダイズは、この冬に収穫した一番新しいダイズである。

 一方、まったく発芽しなかったところは、前の年の秋ごろに収穫したダイズである。

 半年ほど前の種がまったく発芽しなかったのには理由がある。


 種の保存方法に問題があったのだ。

 この種は子供たちの総合学習の際に、「カラマンボー打ち(棒でダイズのさやを叩いて

 脱穀する作業)」に利用するため、公民館の室内にそのまま保存してあった。


 農業研究センターの大見さんによると、種は低温・乾燥をずっと保った状態で

 保存するのがよいらしい。つまり、できれば冷蔵庫で保存するのがいいのだ。


 気温・湿度変化の激しいところにおくと、種は呼吸をして自らの蓄えを消費してしまうために

 発芽できないのだという。


 ちなみに農業センターでは、ダイズの種をシリカゲル(乾燥剤)と一緒にビニール袋に入れ、

 ビニール内の空気を真空にする機械で抜き去り、そのあと5度の冷蔵庫で保存していた。


 こうすれば少なくとも一年は確実にもつという。


 ここまで厳重にやらなくても、ビニールにできるだけ空気を抜く形で種をおさめ、

 家庭の冷蔵庫に入れるだけでも種のもちは全然ちがう。


 ダイズの種はとくに常温にさらしておくと、すぐに発芽率がおちてしまうそうなので、

 今後種の保存方法には気をつけたい。


 ※2月26日にもダイズの播種をおこなったが、その種も保存法に問題があったものだったため、

  まったくと言っていいほど発芽しなかった(種の問題に気付いたのは種をまき終わってから

  だった。がっちょーん。)。



 
 

 

 

関連記事